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「敬語の行き先」

NEW 2025年08月21日(木)20時
夕方の事務所。
電話対応を終えたばかりのゆる助は、机の上で書類を整えていた。

「はい、19時に△△ホテルで承ります。ありがとうございます」

電話を切る瞬間まで、姿勢はまっすぐで声も丁寧。
受話器を置くと、ふぅっと小さく息を吐き、ほんのり表情を緩めた。

そのとき――カラン、と事務所のドアベルが鳴る。
宅配便のお兄さんが段ボールを抱えて立っていた。
「お届け物でーす!」

ゆる助は反射的に立ち上がり、胸を張って答えた。
「はい、△△ホテルで承ります!」

……一瞬の沈黙。
宅配のお兄さんが「え?」と首をかしげ、段ボールを持ち直す。
横で書類を見ていた先輩スタッフは吹き出しそうになり、肩を揺らしている。
ゆる助は自分の口から出た言葉に気づき、耳まで赤くなった。

「あっ、す、すみません! えっと…ありがとうございます!」

深々とお辞儀をして段ボールを受け取る。
荷物を机に置くと、先輩がニヤリと笑って言った。

「お前、仕事熱心すぎて、宅配便まで予約取りそうやな」
「いや…その、完全に電話モードが残ってて…」
「次来たら“2時間コースでお願いします”とか言うんちゃうか」

その場にいたスタッフ全員が笑い、事務所は一気に和やかな空気に包まれた。
ゆる助は頭をかきながら「次こそは間違えないようにします」と真顔で宣言したが、
その表情がまた面白くて、先輩たちはさらに笑いをこらえきれなかった。

夜の業務が始まる前のちょっとした出来事。
小さな笑いのおかげで、事務所の空気は軽く、心なしか仕事もスムーズに進んだのだった。

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