店長ブログ (100件)

「スーパーでの攻防」

2025年08月19日(火)15時
日曜の夕方。
事務所は定休日。ゆる助は、Tシャツにスウェットというお馴染みの格好で、近所のスーパーへと歩いていた。

「今夜は…カレーでいいかな…いや、シチューもいいな…」
誰もいない道を歩きながら、ポツリポツリと独り言。
けれど、店の入口が見えてくると、表情を引き締めて歩き方も少し丁寧になる。人の前ではきちんと、が彼の習慣だ。

店内に入ると、買い物かごを手に真面目な顔で野菜売り場へ。
「失礼します」
カゴを持ったまま、買い物中の年配の女性に軽く会釈をして横を通る。
その後、にんじん・じゃがいも・玉ねぎをカゴへ入れると、再び独り言が漏れる。
「これで…カレーは形になるな。でも肉どうしようかな…鶏でいいか…」

精肉コーナーで鶏もも肉を手に取り、「よし」とうなずいた瞬間。
横にいた小さな男の子がじっとゆる助のかごを見て、思い切りのいい声を上げた。
「おじさん、それだけで夜ごはんなの?」

「えっ…」一瞬固まるゆる助。
慌てて笑顔を作り、「い、いえ。これに冷凍の唐揚げも足す予定でして」と真面目に答える。
男の子のお母さんが笑って「ごめんなさい、この子おしゃべりで」と頭を下げた。
「いえいえ、全然大丈夫です。むしろ、栄養チェックをしていただいた気分です」
深々と頭を下げるゆる助。

レジに並びながら、ふとカゴの中を見つめてまた小声。
「でも…やっぱりサラダくらいあった方がいいかな…」
レジ横のカット野菜を手に取り、そっと追加した。

帰り道。ビニール袋から覗くにんじんを見て、思わず笑みがこぼれる。
「にんじん、またプリンタに間違って出さないようにしないとな…」
誰もいない道に、ゆる助の独り言が静かに溶けていった。

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